お産について
予定日について
予定日は最終月経の第1日目から280日目として計算する方法がありますが、当院では、妊娠週数と予定日が一番正確だと考えられている妊娠9週〜10週頃に胎児の頭殿長を測定して予定日を修正しています。予定日はだいたいの目安と思ってください。妊娠経過に問題がない場合は、普通、予定日の一週間前に出産することが多いようです。
陣痛について
妊娠末期に、子宮の収縮が起きるのを前駆陣痛(ぜんくじんつう)といいますが、これが規則的になり、10分おきの間隔、あるいは一時間に6回以上の陣痛を認めた場合に陣痛発来といいます。
お産にかかる時間について
陣痛が始まってから、すぐ分娩になるわけではなくて、初産婦の方で14〜16時間、経産婦の方では7〜8時間位かかりますので。慌てずに落ち着いて行動しましょう。
お産の痛みについて
初めてのお産を経験される方は、不安になられるのも最もですが、呼吸法や補助動作、いきみ方などで痛みを和らげることが可能です。母親学級、あるいは手引書などで学びましょう。あまり不安にならずにリラックスしてお産にのぞむことが大切です。
潮の満干との関係について
昔は潮が満ちているときに生まれると言われたものですが、分娩の所要時間は個人によって差が有るので一概には言えません。ただ、夜間にお産が始まり、明け方に生まれると言うことが多いようです。なお、当院では自然に陣痛が始まるのを待つ自然分娩を取り入れています。
2度目のお産について
2人目の分娩時間は1人目の約半分と思って下さい。そのため、入院準備は早めにしておくようにしましょう。
赤ちゃんの退院に関して
- ・ビタミンK欠乏性出血症に対しての予防
- ・先天的に酸素欠乏による脳機能の傷害の原因となる先天性代謝異常の検査
- ・脳障害の原因となる黄疸の検査
- ・新生児痙攣の原因となる血糖値の調査
- ・貧血・血液検査など行なっています。
さい帯血保管
さい帯血とはへその緒の中を流れる血液のことで、その中にはお子さまの万が一の時に役立つ可能性のある細胞が含まれています。
お子さまの将来に備える「さい帯血保管」については、以下のサイトをご覧ください。
お子さまの将来に備える「さい帯血保管」については、以下のサイトをご覧ください。