コラム



ここでは皆さまからのよくあるご質問をQ&A形式でご紹介しています。

妊娠初期・中期・後期と、期間でお答えしていますので、ご自分の妊娠期間と照らし合わせてご覧下さい。

妊娠初期(0週〜15週)妊娠中期(16週〜28週)
妊娠後期(29週〜38週)母乳育児期


下腹部が痛くなり褐色の出血が少量ありましたが大丈夫でしょうか?
下腹部の痛みと少量の出血があったら、切迫流産の可能性が大です。すぐに病院へ行って下さい。
出血の量が多いほど子宮の入口が開いていて、赤ちゃんの危険度は高くなります。ただし妊娠初期は痛みがない場合もあり、このときは出血だけが手がかりになります。流産が起こった時点では、赤ちゃんが助かるかどうかの確率は半々です。1週間ほどたち赤ちゃんに異常がなく出血や下腹部痛が止まれば普通の生活にもどれます。

医師から流産する危険性があるので自宅安静といわれました。家事、入浴、トイレなど、どの程度動いてもいいのでしょうか?
医師が妊婦さんに安静を指示する安静度は大きく2つに分けられます。
1つは入院して安静をお願いする場合です。寝たきりの床上安静から院内自由の軽い安静まで細かく分けられます。ご質問は自宅安静ということでこれもいくつかの段階に分けられるので禁止事項を確認して下さい。
ただトイレに行ってはいけないとなれば、これは入院が必要なケースです。自宅安静では自分の身の回りの必要最小限の事はしてもいいでしょう。
家事や入浴はケースバイケースで制限されることもあります。

タバコは赤ちゃんにどんな害があるのでしょうか?本数を減らすだけではダメでしょうか?
一般的に低体重児の生まれる率が多いようです。本数が多いほどその率も高くなっています。早産の率もタバコだけが原因とはいえませんが多くなります。
影響を受けるのはお腹の赤ちゃんで、ニコチンと煙から出る一酸化炭素は胎盤を通して赤ちゃんに推積します。妊娠が分かれば直ちに禁煙をしましょう。
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コーヒーが好きで妊娠中の現在でも1日3杯ぐらい飲んでいます。赤ちゃんに悪い影響があるのでしょうか?
コーヒーの悪い影響とはカフェインが原因です。カフェインには興奮作用があって飲み過ぎると不安、不眠、動悸(どうき)などを起します。また胃腸障害、消化不足など体調を崩す場合もあります。
どうしても飲みたいなら、なるべく薄くして、回数も少なくした方がよいでしょう。

妊娠中には動物性たんぱく質をとりなさいといわれているのですが、肉や魚が嫌いで普段から食べていません。どうしたらいのでしょうか?
赤ちゃんの発育にとって動物性たんぱく質は大事な役割を持っています。でも菜食主義の人でも健康な赤ちゃんを産むことはできるのです。卵と牛乳という良質の動物性たんぱく質をおおいに利用してみるのもいいでしょう。
また大豆たんぱく質も良質なたんぱく源です。豆乳、みそ、豆腐、納豆などを食べるものいいと思います。ただ塩分をとりすぎないように気をつけましょう。

少しカゼ気味です。胎児への影響が心配です。どんな薬だったら飲んでもいいのでしょうか?
妊娠初期(4ヶ月未満)は胎児の器官形成期で特に薬の影響が強い時期ですから、できるだけ薬の服用は控えた方がいいでしょう。軽いカゼ程度ならうがいをして安静にしていると自然の体力、抵抗力で治る場合がほどんどです。
妊娠後期なら市販のカゼ薬を服用してもよろしいでしょう。
現在、催奇形性の強いものや、胎児毒性の強いカゼ薬は皆無といってもよく、妊娠と知らずに服用してしまった場合でも心配することはまずありません。
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妊娠中毒症にならないために気をつけることは?また悪化した場合、赤ちゃんへの影響はどうなるのでしょうか?
妊娠中毒症は妊娠経過にともなう血液や循環器の変化に母体が適応できなくなった場合に起り、むくみ(浮腫)、高血圧、たんぱく尿のどれか1つでもあれば、妊娠中毒症といいます。朝に足にむくみをみたときは、妊娠初期症状とみて、塩分を少し控えて下さい。頭痛やめまいなどがあれば、血圧が高いことがあります。
妊娠中毒症が悪化した場合は、腎臓や血管、胎盤に異常が発生しやすく胎児の発育が遅れたり、ときには早期死産ということもあります。妊娠中毒症を重症化するリスクの高い妊婦さんは、早期に入院して重症化を防ぐなどの注意も必要です。

妊娠8ヶ月になります。歩き始め階段の上り下りで必ずお腹が張ってきます。心配です。
子宮は出産予定日近くなって初めて収縮が起るのではなく、妊娠未期になると、いわば分娩前の本格的な子宮収縮の準備体操ともいうべき軽い収縮が時々起るようになるのが普通です。ご質問のようなむしろ生理的ともいうべき収縮は、すぐに体を休めることによって、おさまります。子宮収縮が安静によっておさまらないときは診察を受けて下さい。
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母乳はいつから飲ませるのでしょうか?
生まれた翌日から1日2〜3回両方の乳頭を短時間くわえさせます。母乳が出始めるのは産後3〜4日目ごろからです。それまでは湯冷や糖水をスプーンで与えてください。産後4〜5日目になるとお乳が出るという感覚がわかります。それからは定期的に飲ませてください。

生後1ヶ月です。授乳間隔が1時間持ちません。泣くたびに飲ませていいのでしょうか?
生後1ヶ月の新生児は母乳の場合、泣くたびに与えていいのです。この時期の赤ちゃんはおっぱいを吸う力が弱く、1日に十分な量を飲めないことが多いので回数を多く与えた方がいいと思います。赤ちゃんに頻回におっぱいを吸わせることによって、母乳を出すホルモンの分泌を即し、母乳の出がよくなります。

体重増加が1日20〜30gで母乳を飲んだ後も泣いたりします。母乳が足りていないのではないかと心配しています。
生後1ヶ月の赤ちゃんは体重の増加の平均は30g前後です。20g以上ならば母乳は足りていると思います。20g以下ならば母乳の出が足りないと思いますので頻回に母乳を飲ませてください。吸わせていれば母乳の出が良くなります。ここで安易にミルクに切り替えると母乳の出が悪くなります。

授乳に時間がかかります。長いときは1時間以上吸っています。母乳が不足でしょうか?
授乳に要する時間は片方10分づつ、20分程度で飲み終わります。授乳にあまり時間をかけるとよくありません。長い時間吸い付いて離れないときは、母乳の不足を疑ってください。生後1ヶ月の赤ちゃんのミルクの量は平均100〜120ccです。

授乳後よく吐いています。時には噴水のようにドット吐くことがあります。病気ではないでしょうか?
胃の入口を噴門部といいます。赤ちゃんの胃の入口は締りが悪く、おっぱいを飲み過ぎたり、おなかを少し押されたりするとゲップが出ない時には吐きやすいものです。吐く量が多くても吐いた後の機嫌がよければ心配ありません。ただし、再三吐いたり体重が増えなかったり、機嫌が悪い時は早めに受診してください。ゲップはおっぱいを吸う時に一緒に吸い込んだ空気なのです。出来るだけ授乳後は背中をさすったりして、ゲップを出来るだけ出すようにしてください。

お乳がカチンカチンに張って困ります。
早くお乳が出るように無理して食べ物を食べたのではありませんか?特に産後期はお乳が緊満しやすいので高いカロリーの食べ物を多量に食べると急激にお乳が張ってきます。

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院長 石川 賢行

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